2009年3月11日水曜日

国会議員の給与を1億円に

松本大さんがブログで興味深いことをおっしゃっていた。
彼はインセンティブの面から制度設計を真剣に考えている。

「私は、国会議員の給料は大幅に上げて、定員も大幅に増やした方がいいと考えています。こう云うと、大多数の方は猛烈に反対されるでしょう。しかし実はこれはいいアイデアだと思うので、説明させて下さい。 先ず給料UPについてですが、なんで彼らにもっと払うのだ!と云う声が聞こえてきそうです。しかし思うのですが、国会議員はあまりにも不人気稼業なのではないでしょうか?二世・三世が多い人気職業と云うのは聞いたことがありません。人気がないと競争が発生せず、質の低下に繋がりかねません。人気を上げる簡単な方法は給料を上げることです。いっそのこと1億とか2億とかにしてしまえばどうでしょう?そして秘書給料その他の付随的支給も、すべてその中から賄って頂く。内税方式のようなもんで、この方がずっと透明です。 そしてそれだけ貰えると云うことになると、日本中から「我こそは」と考えるコンサルタントその他、老若男女、優秀な人も大勢集まるのではないでしょうか。しかも、億単位のお金を貰うとなると、選出する有権者も、今よりももっともっと真剣に投票し、且つ自ら選んだ代議士をモニタリングするようにならないでしょうか?それがまた質を向上させる可能性があります。 そして定員も倍にしてしまう。500人を1000人にして、仮に2億円払っても(因みに今でも付随的支給を全て含めると1億近いと云う話もありますが、良く分かりません)、国家予算からすれば微々たるもんです。その数百倍の税金の使い道を、より正しく決めて貰えるならば、主権者である我々国民としてのおカネの使い方としては、悪くないのではないでしょうか。 定員を増やすと、「薄められる」効果があります。定員を減らすと、逆に必ず当選し続ける地盤を持った方々の意見が比率的に大きくなります。定員を大幅に増やして新しいタイプの議員を多く採り入れた方が、旧体制は比率的に小さくなり、変化が起きやすくなるのではないでしょうか? もちろんあまりよろしくない動機で集まって来る人もいるかも知れません。しかしそれらを選別し、モニタリングするのは、他でもない主権者である我々です。この新システムをうまく動かして国会を良くするも、或いは更に悪くするも、全ては私たち自身です。このような制度改革にもっとも反対するのは誰でしょうか?

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